『筑後地域』の特徴
この地域は、豊かな自然と農林水産業や地場産業、商工業などの多様な産業、文化、さらに個性ある都市群など、魅力に満ちた地域です。しかし、就業機会の不足などによる長期の人口流出、高齢化の進展など厳しい状況にあります。 このため、都市機能の充実や農業をはじめとする多様な産業の展開など地域特性を活かした活性化が求められています。
大牟田地域では、平成9年3月の三池炭鉱閉山に伴い、石炭産業に代わる新しい産業として、環境・リサイクル産業の集積に取り組み、大牟田エコタウンでは、RDF 発電や廃家電から希少金属を取り出すレアメタルリサイクルなど環境産業の展開を図っています。広域的な取組みとして、個性豊かな都市がそれぞれの機能を連携・補完しあうネットワーク型の新しい都市として発展するために、筑後ネットワーク田園都市圏構想を推進しています。
この地域には、久留米駅、筑後船小屋駅、新大牟田駅の3つの九州新幹線駅があり、これを定住人口や交流人口の拡大につなげていく必要があります。25年4月には筑後船小屋駅がある筑後広域公園内に九州芸文館が開館し、芸術文化関連団体やまちづくり団体等と連携を図りながら、芸術文化・体験・交流など様々な事業を展開し、公園や地域の魅力を発信しています。
有明海沿岸道路や三池港などの交通・物流基盤や、筑後広域公園、流域下水道などの生活基盤の整備を進め、地域の振興と良質な居住環境の整備に努めています。